Dancing☆Onigiri　第251作「Erebus」

――ようこそ、冥界へ。


【初めに】

皆様如何御過ごしでしょうか。
唐突ながら私ショウタは今宵、冥界の案内人を務める運びと成りました。
此方では「多鍵祭'19」に提出させて頂きました作品、
「Erebus」に関して色々と述べさせて頂きたく。宜しく御願い致しますね。


【楽曲】

Erebusとは、ギリシア神話に登場する「魂が冥界に入るまでの暗黒界」を指します。
或いは神名、即ち冥界の擬人神を指す事も有る模様。
本楽曲はunatra氏に依る、斯様な暗黒の世界を味わう事の出来るGothic Jazz。
洒落の利いた主旋律と小気味良い伴奏には何処か楽しさも垣間見えるかと。
BPMは136のミドルテンポ、音楽ゲームの括りでは遅い方でしょう。


【作品及び譜面傾向】

曲を表現した楽しい配置と楽しい移動を追い求め、其れを突き詰めて製作した作品です。
SwingとNo Swingのリズムを正確に拾い分ける事には兎に角苦労致しました。
本楽曲は各サビのラストのシンコペーションが印象的です故、
其処に於いて左手移動に依り大胆な変化を提示した心算です。
それは秘密氏のレベル計測ツールに依る計測結果は18、Movレベルは局所難気味のE-と成りました。
多鍵力由来の個人差は有る事でしょうが、
嘗ての案内人が成された世界の前には空虚も同然です故、其の辺りは御心配無く。